初心者の釣堀初釣行 -2010.05.03-
初めての釣堀
初心者の方を連れて釣堀に行きます。
先生のミヤケンさんとKさん親子、Yさんの4人での釣行です。
みなさんワクワクして前日は良く眠れなかったようです。(笑
最近、反抗期のKJr.も今回は釣堀という事で、久しぶりのお父さんとの釣行です。お父さんは嬉しそうです。釣りを通じて親子の仲が深まるといいですね。
朝5時に釣堀道中のエサ屋で待ち合わせ、エサを買います。
今回は、生ミック、冷凍活エビ、シラサエビ、イワシQ、アマゴの5種類を購入しました。
生ミック、冷凍活エビ、シラサエビ、は鯛用、シラサエビ、イワシQ、アマゴは青物用です。
釣堀に到着
今回は海上釣り堀・岬さんにお邪魔しました。
これからこの生け簀で釣りを開始します。
みなさん波止等の釣りは、経験されており、釣堀を甘く見ているようですが、ボーズもある旨を伝えると驚いています。
目標は、みなさん青物含めて、5匹は釣りたいとのことです。
さて、はたしてどうなるのでしょうか??
受付
釣堀に着くとまず、受付します。
海上釣り堀・岬では、6時受付開始→6時半入場→7時釣り開始→14時終了という流れです。
お金を払って入場整理券をもらいます。
海上釣り堀・岬では、予約順で整理券の番号が決まります。釣果に直結する良い釣座の確保のためには、早めの予約が必須です。今回は、整理券順1番~4番でした。(笑
レンタルロッド
釣りに使用する、ロッドを借りました。
一本1000円で、仕掛けは一通りセットしてあります。
交換用の針とハリス、ウキの浮力調整用のガン玉くらいは事前に用意していく方が良いです。
道糸、ハリスの傷や、クッションゴム等傷がないか、一応チェックしておきましょう。せっかく魚をかけても、仕掛け切れでバラすのは、もったいないですから。
釣座決め・準備
6時半になり、入場です。
鯛は角に集まることが多いので、今回は釣座を角に選びました。
白線で区切られた、一つ分が一人分のスペースです。
釣座の移動は出来ますが、荷物をすべて持って動かないとダメなので面倒です。
この角に鯛が集まってくれることを祈ります。
タナの調整、ウキの浮力の調整などをしながら、7時の釣りの開始を待ちます。
釣り開始
さていよいよ釣りの開始です。
朝一は、一晩生け簀が休まされていて、魚の活性も良いです。
ここできっちり魚を釣っておきたいところです。
鯛仕掛けで鯛を狙います。さて釣れるでしょうか??
タナは底から7~80cmほどにセットしてあります。
HIT!
釣り開始後、早速KJr.のウキに当たりが!?
今まで経験してきたの波止のガシラとは違うヒキにとても楽しそうです。
記念すべき一匹目はウマズラハギでした。
肝醤油で食べるお造りは最高の一品ですね。
続いてKさん、Yさんのウキにも続けてアタリが!
二人とも無事に釣りあげて、満足げです。
船釣りでもナカナカ釣れない鯛が、こんな簡単に釣れちゃうなんてと、とても満足気です。
開始わずか10分もしない内に、みなさん魚をゲットです。
仕掛けの変更
その後も順調に釣果を伸ばしていると、そろそろ青物の放流が始まるようです。
釣堀の方が慌ただしく放流の準備を始められたので、今の間に、青物用の仕掛けに変更します。
ハリスを太く、針を大きく変えます。
鯛用の仕掛けでは、せっかく掛った青物にハリスを切られてしまいますからね。
三人いるので、エサはアマゴとイワシQに分けて、当たりエサを探ります。
タナはとりあえず底上50cmです。
放流
さて、いよいよ放流です。
海上釣り堀・岬では、魚の活性をまんべんなく上げるため、放流は4回に分けて行っています。
釣堀で魚が一番釣りやすいのは、魚の活性が上がっている、朝一と放流直後です。
さて、この放流で、誰のサオに青物がかかるのでしょうか?
HIT!
今日は青物の活性が悪く、放流直後にも誰のウキも沈みません。
たまに、ウキは沈んでいますが、バラす人が多く、ますます活性が下がっているように見えます。
そんなところに、KさんのイワシQにアタリが?!
青物か、と思いきや、釣れたのは、鯛でした。
Kさん「なんやぁ、鯛かぁ。」
いやいや、最初あんなに鯛で感動していたのに(笑
ここが釣堀の怖いところで、ブリ、ヒラマサ、カンパチなんて青物見せられると、鯛なんて小魚に見えてしまうんですよね。
そうこうしてると、浮いているシマアジの下に青物がウヨウヨ付いているのが見えたので、KJr.がタナを浅くして、狙ってみます。
しばらくするとKJr.のウキがスーっと横に走っていきます。
グイっと合わすと確かな手ごたえ。
「青です」(釣堀では、青物がかかると皆に教えて仕掛けを上げてもらいます。青物は生け簀中を所狭しと横に走りまわるので、仕掛けを上げないと、お祭りしてしまうんです。)
初めての青物もののヒキ興奮しているKJr.、生け簀に引きずり込まれそうになっています。
5分以上格闘してなんとか釣りあげることに成功しました。
「初めての青物の感想は?」「疲れた。」
・・・明日は筋肉痛で学校には行けそうに無いですね(笑
終了
その後、青物のアタリは続かず、青物は辞めて、浮いているシマアジを見釣りしたり、鯛を狙ったりしながら、あっという間に14時の終了の合図です。
今日の釣果は、
Kさん 鯛6匹、シマアジ1匹
Kjr. 大鯛1匹、鯛4匹、シマアジ3匹、ウマヅラハギ1匹、カンパチ1匹
Yさん 鯛5匹、シマアジ1匹
みなさん目標の5匹には、到達しましたが、青物は残念ながらKJr.だけでした。
KJr.は初釣堀で青物含めてのつ抜け、おめでとうございます。
活〆
釣った魚は、そのまま活〆してもらいます。
丁寧に血抜きして、持って帰ります。
この後、帰ってこれを食べるのもまた楽しみです。
新鮮な活〆のシマアジなんて滅多に食べられるものじゃないですからね。
海上釣り堀・岬
今回、ご協力いただいた海上釣り堀・岬さん、協力してくれた初心者のみなさん、ありがとうございました。
釣りが終わった後に、横の堤防の上でお弁当を食べながら、いろいろ感想などを聞いてみました。
Kさん「ほんとに楽しかったです。ぜひ、また行きたいです。それにしても、あんな狭い生け簀やのに釣れる場所と釣れない場所があるのは驚きましたわ。今度は貸切します。ほんまに面白い一日でしたわ。」
さっそく、釣堀中毒患者が一人出てしまいましたね。
KJr.「疲れたけど、楽しかった~、今度はブリ釣んねん。」
釣りの最中、見えていたブリに心が踊らされているみたいです。カンパチであれだけ苦労していたら、ブリなんてかかった日にはほんとに生け簀に落ちかねないですね。
Yさん「いや~、なかなか難しいもんですね。向かいにボーズの人もたくさんいたし。青物釣れなかったのが、残念です。」
そうです、釣堀は難しいんです。簡単に釣れるかと思えば、全く釣れなかったり。釣れないのも場所のせいだけではありません、魚がいない場所に魚を集めるテクニックなんかもあったりします。一見簡単に見えて、意外に難しい、行く度に魚の反応も違います。だから奥が深くて楽しいんですね。
最近TVなどでも取り上げられ、人気急上昇中の海上釣堀ですが、人気の秘密は、手軽で安全に大物が狙えるのが一番の要因かもしれないですが、やはりこの奥の深さが一番面白いところなんだと思います。
みなさんも是非一度海上釣堀に行ってこの面白さを経験してみてください。
そして、どっぷりハマってください。(笑